使用済みインクカートリッジの回収に関する犯罪被害者支援協定式

10月30日 甲府警察署にて、「使用済みインクカートリッジの回収に関する犯罪被害者支援協定」の協定締結式が執り行われました。

 
▲インクカートリッジ回収ボックス

 弊社のインクカートリッジの回収ボックスが甲府警察署の正面玄関、団体や事業所等34か所に設置されました。


 私も今回の回収ボックス設置についてのお礼、弊社の取り組みについてお話をさせて いただきました。


▲協定締結の様子

 犯罪被害者支援は、相談件数の増加の伴い、相談員の人件費の確保が難しくなっているとのこと。自治体の補助金だけは活動が縮小してしまうということで、今回、ジット株式会社はインクカートリッジの回収を通して、支援団体に寄付をする形で犯罪被害者支援の支援をしていきます。

ベーテル訪問記 最終回 (10/17~10/23)

 ドイツベーデルの訪問記として最後にご紹介するのは、ベーテル財団とベーテル本部です。


ベーテル財団です。


各国から様々人たちがベーテルを訪れています


ベーテル財団のウルリッヒ理事長にお会いすることができました。日本を発つ前、アポイントメントを取り付けようとし、それが叶わなかっのですが、日曜礼拝で出会い、ベーテルの経営について、直接学ぶことができました。偶然立ち寄った場所で理事長にお会いでき、本当にラッキーでした。


ベーテル本部=ダンクオルトです。


▲▼入口には使用済み切手の収集BOXがありました。この切手が、ハンディキャップのある方たちの仕事を生み、資金を生むのです。



オフィスの前にいた車いすの男性たち。彼らは「ベーテル」のことを知り、家族でロシアから移り住んできたのだそうです。


日本から来た私たちのために、朝から夕方まで、一日かけてベーテルについて案内をしていただきました。感謝、感謝です。


案内役をしてくださったセヴン・ジョブシュ氏。彼もまたクリスチャンで、隣人愛のもと、今の仕事を選んだのだそうです。


ベーテル訪問の総括として、紆余曲折あるなか、長きに渡りベーテルでハンディキャップのある方たちと共に生活している女性と会談させていただきました。

 ベーテルでは、「障がい者」と「健常者」というボーダー意識が存在しません。このような概念が街づくりの根幹を支えてきたため、現在のように人口は健常者と障がい者が半々という割合になったのだといいます。障がい者と健常者の共生と医療活動が160年の歴史の中で安定して行われてきた背景には、「キリスト教の神への愛」という奉仕の精神、さらに活動がスタートしたきっかけとなったてんかん患者へのフォーカスがあります。今回、ベーテルを訪問し感じたのは、利益を求めない福祉の姿が街となり得ることを肌で感じました。多くの気づきは「山梨にベーテルのような街をつくりたい念い」をさらに強くしました。

 現地でお世話になったポール・ウルリッヒ理事長をはじめ、多くの皆様にこの場を借りて感謝をお伝えさせていただきます。ありがとうございました。
 






ベーテル訪問記③(2024/10/17〜23)

 日曜日。ベーテルの街はどこもお休みです。旧市街からビーレフェルト駅の周辺まで歩いて散策しました。


シオン協会


生まれて初めて、プロテスタント教会の日曜礼拝に参加しました。この日説教をされたのが、ベーテルの本部の理事長でもある、ポール・ウルリッヒ牧師。今回のベーテル訪問でお話を聞きたかった方に会うことができました。


ベーテルの街を一望できるシュパレンブルク城。


13世紀の昔、この城がビーレフェルトの街を守っていたのだそうです。


素晴らしい景色の公園でひとやすみ。


障がい者と健常者がともに住んでいるアパート。


老人ホーム。


病院。


ベーテルのスーパーのインク売場を視察。


こちらばビーレフェルト駅近くの家電量販店に置かれていた使用済みカートリッジの回収BOXです。


ベーテルには多くの農場や牧草地があり、その場所をいかしたアニマルセラピーなども行われているそうです。

 他にも、フォン・ボーデルシュヴィング氏の時代に大切にされていた、「人々の才能を見つけるためにあらゆるチャンスを与える」という精神のもと、音楽・芸術活動に併せて運動も盛んに行われている様子がよくわかるスポーツ施設がたくさんありました。ベーテルオリンピックというものもあるそうで、水泳用プール、陸上競技場、サッカー場、体育館、乗馬、弓道、アーチェリーの専用施設もあるそうです。


ベーテル訪問記②(2024/10/17〜23)

 先日に続きベーテルの様子をお伝えします。
 
 今回は訪問中に撮影した写真と共にご紹介します。障がい者との関わりが町の中に自然に溶け込んでいるベーテルは私たちに多くのことを教えてくえました。


ベーテル資料館です。


作業所にいる障がい者の皆さんがロシア・ウクライナ戦争への平和を祈願して作った商品。募金をしたら商品がもらえる仕組みになっています。


ベーテルの街の様子が絵画と模型とで展示されています


ベーテルはてんかん患者のための病院が起源の街。当時の病室の様子が再現されていました。


▲▼当時のベッドや車いすです



歴史館と併設しているショップです。作業所で働いている障がい者が制作した商品が多く、売上のほとんどが障がい者の皆さんへの募金につながるそうです



芸術家の家リュッダ


ベーテルに芸術活動を広め、絵によるセラピーを定着させた3代目のフリッツの妻ユーリアの死後、彼女の意を汲んで設立されたアトリエ。絵も音楽も高いレベルを有していることで高く評価されているそう。


古い版画機。自由に使えるようにアーティストたちに貸し出している。


館長のユルゲン・ハインリッヒさんと。



ベーテル訪問記①(2024/10/17〜23)

すべての人の笑顔のために
 弊社の取り組みの一つに「山梨を福祉県に!」があります。
 NPO法人ジット会が運営している障がい就労支援事業所「たいよう」では120名のハンディキャップを持つ方々を雇用、児童発達支援事業所「ひまわりキッズ」では7名の発達過程で課題のあるお子様をお預かりしています。
個人的には3年前からスペシャルオリンピックス日本・山梨の理事長職に就かせていただいております。
 今回、ご縁をいただき2万人のハンディキャップを持つ方が働いているドイツの「ベーテル」という町を知り、自分の目で見なければと思い訪問しました。
 ベーテルでは、「施し」よりも「仕事を」、「障がい保障」より「労働を」という理念を掲げています。改めて、ハンディキャップを持つ方々が「仕事をすること」の意義を強く感じました。


▲障がい者の職業訓練先の一つであるホテルに宿泊


▲ホテルにあった日本庭園。2003年に天皇皇后が陛下が来訪されたとのこと。


▲骨董品や家具、本。おもちゃ、洋服などあらゆる日用品を販売。売上げのほとんどがハンディキャップを持つ方々やその関係の施設に寄付される。


▲店舗前にあった回収ボックス。



▲重度のハンディキャップを持つ方が働く職業訓練場



▲木材で作られた天使をいただきました。感謝‼︎

待望のジットグループ株式会社本社が完成しました!



 1年前から着工してきたジットグループ株式会社の本社の竣工をいたしました。10月11日の竣工式では、私の念いが詰まった本社を日頃お世話になっている皆さまにお披露目をさせていただきました。
 今回のジットグループ本社を建設したこの地は、私が生まれ、私自信を育んでくれた場所です。小学生のころ、この場所で「社長」になることを決め、それからずっとその念いを胸に今日までやってまいりました。
ジットを起業した際、5つの目標(「自社社屋の建設」「メーカーになる」「5人の社員のために5つの会社をつくる」「借金をゼロ」「30年で事業継承」)を立てた私ですが、まだまだたくさんの夢と目標があります。
この念い入れのある場所からまた次のステップに挑戦できることを今は本当にワクワクしています。
今年60歳という節目の年を迎えましたが、人生まだまだこれから。
ようやくスタートラインについたという念いです。


夜になるとジットブルーが富士川町からも見えます。




次回は皆さんにご参加いただいた竣工式の様子をお伝えいたします。お楽しみに!

2024 自社説明会

 8/30に今期最初のジットグループ会社説明会を開催いたしました。台風による悪天候も心配される中での開催でしたが、雨が降ることもなく、リアルとWEBで約50名の学生が参加してくださいました。


会場まで足を運んでくださった皆さん、ありがとうございました


▲▼TOP LIVEの様子


ジットグループは今期34期から会社分割をし、新たなジット株式会社とジットグループとして変化、成長していけるよう日々邁進しております。会社の念いと経営理念を知り、どのような企業なのか、どのような社員が働いているのかを肌で感じていただき、「こんなことをジットでしたい!」と興味を抱いていただけたら嬉しいです。入社一年目から役員まで、8名の社員を交えた座談会も随分盛り上がっていました。学生が知りたいリアルを社員たちから直接聞きながら、一生懸命メモをとる学生の皆様の姿が大変印象的でした。



 私達ジットグループは、リサイクル事業、冠婚葬祭事業、障がい福祉事業、食品事業、保育園事業、医療ヘルスケア事業、リユース事業、農業事業、観光事業、産業廃棄物事業の10の事業を通して、山梨から世界、世界から山梨へと元気と笑顔を広げ社会に貢献する企業を目指して前進してまいります。

 山梨から世界へ、世界から山梨へ。山梨県を「福祉の県」「山梨県を観光の県」「山梨県を環境の県」にしていけるよう、私たちは全力で走り続けます。ジットの念いに共感してくださり、一緒に未来をつくる仲間を募集しております。ご興味がある方は、ジット採用担当まで(TEL:055-280-8105)までお気軽にお問合せください。

2024 亀心会総会

 先日、ジットセレモニーの協力会社様で構成された亀心会(きしんかい)の総会が行われ出席してまいりました。亀心会では、毎年2回の会合、2回の親睦レクレーションを開催していただいています。会長の森様をはじめ20社あまりの会社の代表の皆様が集いましたので、私から今後のセレモニーの方向性や、近況報告をさせていただきました。



 先日、山梨を代表する企業の創業者様のご葬儀を、ジットセレモニーでご指名いただき施行させていただきました。その通夜式、告別式で感じたこと、協力会社様と弊社との業務提携、毎月の海外出張先で私自身が感じたことや今後の方向性、そして先月還暦を迎え、いよいよ私が本来やりたいことを、理念を基に具体的に行動している内容などを共有させていただきました。


▲▼懇親会の様子です



▲▼突然、マジシャンの水野翔氏が現れ、マジックを披露してくださいました。初めて見るプロのマジックは驚きと感動の連続でした。



▲▼そして親睦会の最終では、私の還暦の祝いのサプライズをしていただきました。ケーキと赤いちゃんちゃんこ、そして、真っ赤な60本の薔薇。予想外のサプライズ、本当に驚きましたが大変感激しまました。



私の人生のパートナーであり、ジットセレモニーの代表でもある浩子からも、これまでの御礼、そしてこれからの未来も、山梨県の皆様の安心のために、亀心会の皆様のお力添えをお願いするメッセージがありました。

60歳還暦。今からが人生のスタートです。
山梨から世界へ、世界から山梨へ。
山梨県を福祉の県、
山梨県を観光の県、
山梨県を環境の県、
にしていけるよう、全力で走り続けます。

 亀心会の皆様、ありがとうございました。感謝、感謝です。

権利擁護研修会

 先日、ジット株式会社本社にて、南アルプス市の自立支援協議会権利擁護部会様が主催する第一回目となる「権利擁護キャラバン研修会」が行われました。


会場の様子です

 これは、障害差別法の改正により、今年度から障がいのある方への合理的配慮が企業にも義務化された中で、障がい者雇用を推進する企業として、南アルプス市と連携して権利擁護について学ぶ機会をつくり、今後、障がいのある方が働きやすい環境づくりにつなげることを目的として実施される研修です。今現在、100名を超える障がいのある仲間が一緒に働くジットグループで、その第一回目を実施していただく運びとなりました。


ジットの社長より「双方にコミュニケーションをとり、障がいのある皆さんが働きやすい環境をつくるモデルとなれるよう、しっかり取り組んで欲しい」と挨拶がありました。


▲▼発表の様子


 この度のキャラバン研修では、実際に障がいのある仲間と一緒に働いている社員とその当事者が共に参加し、一緒にワークをしながら「合理的配慮」についての実情を踏まえながらさらに掘り下げ、社会的バリアを取り除く方法、建設的対話などについて話し合い、その内容を参加者全員で共有しました。

 参加した社員やメンバーからは、
・同じ障がいでも違う悩みをかかえていたりすること、それぞれにとって何がひつようなのかという配慮を知っていく必要があると思った
・信頼関係の構築が自分からの一方通行になっていないか、良かれと思った言葉や行動が空いてを傷つけていないか、改めて自身を振り返ることができ、良い勉強ができた
・受け取る側のことを考え、言動や行動の線引きを話し合える環境構築が大切だと感じた
などの感想がありました。


山梨日日新聞にも掲載していただきました

 今後も山梨県を福祉の県にできるよう、当グループにできることを全力で行ってまいります。この度、貴重な研修を実施してくださった自立支援協議会権利擁護部会様に、心から感謝申し上げます。感謝、感謝です。
 

在日インド大使館講演

 今月はじめ、在インド日本国大使館にて講演をさせていただく機会をいただきました。

 この度の会は、インドと日本の交友関係を称える会の一環として、環境事業に携わるCII(インド工業連盟非営利団体)主催によるエコシステムテクノロジーを紹介する会でした。CIIはインドの環境事業・e-WASEを専門に各企業の事業開発、環境問題への解決に事業協力しているインドの大きな団体で、現在弊社が取り組んでいるJICAのインド実証化計画においてもご協力頂いております。





会場には60名ほどの関係者及び各企業様がご出席されました。シビ・ジョージ大使にも再びお目にかかることができ、環境省の後藤新平様からも開会のご挨拶の中で「日本とインドの関係と環境づくりを建設的に行っていけるよう協力していくべき姿が必要」というお言葉を頂戴しました。

 

▲▼33年間の軌跡と共に構築してきたリサイクルインクの製造と使用済みカートリッジ回収の取り組み、小型家電の回収、そして山梨からインド、世界への私達の念いをお話しさせていただきました


 先日JICA・DMRC様のご協力のもと開催いたしました、テープカット・ローンチセレモニーも踏まえ、今後も弊社のリユース・リサイク事業活動をインドでも積極的に展開していき、世界一の人口を誇るインドだからこそできるこの大きな取り組みを世界の環境改善のために鋭意行ってまいります。

 未来の世界のために、未来を担う子どもたちのためにも、山梨県を環境県にし、山梨から世界へ、世界から山梨へと、弊社のSDGsの理念に基づく取り組みを続けていきます。小さな熱い念いが、小さな取り組みが、社会貢献に繋がるよう、ジットグループ全従業員が全力投球していきます。

 この度の貴重な機会にご縁をいただきました皆様、ご準備頂きました関係者の皆様に心より感謝申し上げます。素晴らしい時間を誠にありがとうございました。