「NPO法人ジット会たいよう10周年記念事業」
水曜日, 5月 18th, 2022
先日「NPO法人ジット会たいよう10周年記念事業」をジットプラザにて開催いたしました。
たいようの理事長として挨拶をさせて頂きました。
「NPO法人ジット会たいよう」は10年前、スペシャルオリンピックス日本・山梨の舩木前理事長にご縁をいただき、スペシャルオリンピックス日本・山梨のイベントに参加した折に、ハンディーキャップを持つお子さんの親御様から、子どもたちが学校卒業後に働く場所がなく不安だという声を聞き、ハンディーキャップに捉われず「地域社会で働きたい」「仕事を通して社会に貢献したい」と思う方々が山梨にも沢山いることに気付かされました。
そこで、仕事を通して「その家族が安心して生活ができるように」「僕も私も社会に貢献しているんだ」と誇りを持ってもらえるように、一人でも多くの方の雇用の場をつくり、ジットグループの家族を増やそうと、障がい福祉事業 NPO法人ジット会たいようを設立しました。
現在ではジットグループ全体で96名の皆さんが、仕事を通して生きがい、やりがいを見つけ、毎日真剣に仕事と向き合っています。その姿に私は大いに刺激を受け、パワーをいただいております。
公私ともに大変お世話になっている、連合警備株式会社の保坂相談役にご挨拶をいただきました。人間は「気づく力」が最も大切なことであり、翔子さん本人の能力を見出すお母様の力が本当に素晴らしいとお話しされました。
「NPO法人ジット会たいよう」を立ち上げるきっかけを私に与えてくださった、スペシャルオリンピックス日本・山梨の前理事長であり、萌木の村株式会社の舩木代表にもご挨拶を頂きました。人は学歴も育ちは関係がない。「感性」が人間性を作り、豊かな感性が周りの人を幸せにすることができるとお話をいただきました。
式典では、書道家の金沢翔子さんによる席上揮毫とお母様である金沢泰子さんによる講演会を行って頂きました。
現在37才の翔子さんが生まれた時、ダウン症の告知を受けた日「私は日本で一番悲しい母親だろう」と思ったそうですが、いつも「自分より人に喜んでもらえることが嬉しい」と周りに優しく、どんなこともプラス思考で、何もかも明るい方へ美しい言葉に変える純度の高い魂を持つ翔子さんに救われ、「今お母さんは世界で一番幸せだよ、、」と言えたそうです。
「暗闇の中にこそ光がある」生きてさえいれば、絶望はない、生きることは、愛することの道しるべであると話されました。
翔子さんがサプライズで素敵なダンスを披露してくださいました。
素晴らしいショーに会場全体が手拍子を打ち、時には歓声が上がり、非常に盛り上がっていました。
翌日の山梨日日新聞に「NPO法人ジット会たいよう10周年式典」の様子が掲載されました。
UTYのニュースに放送されました。
↑クリックで動画が視聴できます。
今回の「NPO法人ジット会たいよう10周年記念事業」には、ジットグループの従業員をはじめ、たいようで働くメンバーさんとそのご家族、そして日頃よりお世話になっている皆様、総勢103名が集まってくださり開催することができ大変嬉しく思います。
「共に生きる」と題して、障がいを持つ子の母親としての苦しんだ過去を語ってくださり、翔子さんの純度の高い魂からなる彼女の優しさと素直で前向きに成長していく姿は、参加したたくさんの方に感動を与えてくださいました。
また、揮毫の際には「生」の文字を書かれている途中で、「お母さん、龍が降ってきたよ」と翔子さんがつぶやく場面がありました。
スピリチュアルの世界では、龍は「幸運を運んで来てくれる」と言われている、大変吉兆な生き物です。 感性の高い翔子さんには、私たちが感じることのできない何かを感じる力があるのだと不思議な気持ちになったのと同時に、大変縁起の良い知らせに嬉しく思いました。
これからも日々生かされている命に感謝の気持ちを持ち、金沢翔子さんのようにいつも前向きに素直な心で、自分より周りの人の笑顔のために、生かされている命を燃やしてまいります。