三重県津市との「カーボンフリーの実現に向けたプラスチック資源循環の促進に関するパートナーシップ協定」締結式
1月17日、三重県津市との「カーボンフリーの実現に向けたプラスチック資源循環の促進に関するパートナーシップ協定」締結式を津市市役所にて行いました。
今回の協定は、津市と弊社で使用済インクカートリッジのリユース・リサイクルの促進に取り組むことにより、持続可能な循環型社会の形成を促進し、二酸化炭素の削減を図り、カーボンニュートラルの実現に資じることを目的とした協定となります。
前葉市長様からもご挨拶を頂きました。
津市では2050年までに二酸化炭素排出実質ゼロを目指し、市民、事業者、団体等と連携・協力していくという考えのもと、令和4年8月に「津市地域脱炭素宣言」を行っており、三重県では県内初となる、今まで取り組んできた「インクカートリッジ里帰りプロジェクト」と今回のジットとの「インクカートリッジのリユース・リサイクル」を並行した循環型社会実験のための取り組みを行っていくことにいたしました。
弊社は、1991年に創業し今年で33年目を迎えました。社名の由来でもある「just in time」(その時代、時代に、必要なものを必要なだけ提供する)をモットーに、使用済インクカートリッジを回収し、ジットリサイクルインクカートリッジの販売を1999年より開始致しました。
最初は回収の取組みもなかなか理解されず、それでも、「もったいないの心、環境への大切さ」を一生懸命伝え、一軒一軒設置を行ってまいりましたが、近年はSDGsの普及も追い風となり、多くの皆さんが環境に対して目を向け、意欲的に協力してくださるようになってきました。
現在では、全国の各電気量販店、ホームセンター、コンビニエンスストアのローソンへの導入他、市町村との提携も今回の津市の協定で391市町村目となり、大変嬉しく思っております。
回収させて頂いたインクカートリッジは、当グループで運営をしている「NPO法人ジット会たいよう」で選別業務を担っており、環境だけではなく、ハンディーキャップを持つメンバーさんの皆さんの雇用にも繋がっております。また、選別業務以外にも、一人ひとりが自分たちに合った仕事が選べるよう、食品事業や観光農園事業などにも取り組んでおり、今後も1人でも多くの方を雇用していきたいと考えております。
調印の様子
今回、津市では前葉市長様のご協力を賜り、津市市役所はじめ10ヶ所への回収ボックス設置を進めて頂きました。
これをきっかけに一人でも多くの津市市民の皆様が使用済インクカートリッジ回収を通して、限りある資源を大切にする日本人が古くから持つ「もったいの心」を伝え、津市から環境へ対する意識の輪を日本全国に広げてまいります。