ベーテル訪問記 最終回 (10/17~10/23)
ドイツベーデルの訪問記として最後にご紹介するのは、ベーテル財団とベーテル本部です。
ベーテル財団です。
各国から様々人たちがベーテルを訪れています
ベーテル財団のウルリッヒ理事長にお会いすることができました。日本を発つ前、アポイントメントを取り付けようとし、それが叶わなかっのですが、日曜礼拝で出会い、ベーテルの経営について、直接学ぶことができました。偶然立ち寄った場所で理事長にお会いでき、本当にラッキーでした。
ベーテル本部=ダンクオルトです。
▲▼入口には使用済み切手の収集BOXがありました。この切手が、ハンディキャップのある方たちの仕事を生み、資金を生むのです。
オフィスの前にいた車いすの男性たち。彼らは「ベーテル」のことを知り、家族でロシアから移り住んできたのだそうです。
日本から来た私たちのために、朝から夕方まで、一日かけてベーテルについて案内をしていただきました。感謝、感謝です。
案内役をしてくださったセヴン・ジョブシュ氏。彼もまたクリスチャンで、隣人愛のもと、今の仕事を選んだのだそうです。
ベーテル訪問の総括として、紆余曲折あるなか、長きに渡りベーテルでハンディキャップのある方たちと共に生活している女性と会談させていただきました。
ベーテルでは、「障がい者」と「健常者」というボーダー意識が存在しません。このような概念が街づくりの根幹を支えてきたため、現在のように人口は健常者と障がい者が半々という割合になったのだといいます。障がい者と健常者の共生と医療活動が160年の歴史の中で安定して行われてきた背景には、「キリスト教の神への愛」という奉仕の精神、さらに活動がスタートしたきっかけとなったてんかん患者へのフォーカスがあります。今回、ベーテルを訪問し感じたのは、利益を求めない福祉の姿が街となり得ることを肌で感じました。多くの気づきは「山梨にベーテルのような街をつくりたい念い」をさらに強くしました。
現地でお世話になったポール・ウルリッヒ理事長をはじめ、多くの皆様にこの場を借りて感謝をお伝えさせていただきます。ありがとうございました。