ISOの意味

 先日、ISOの先生が来社され、更新審査をして頂きました。その中で指摘事項がいくつかありました。いつも口を酸っぱくして言っていますが、ISOをとることが 「目的」 でも 「目標」 でもありません。ISOの取得は1つの 『 方法 』です。
 私には環境、品質、情報に対する知識も、知能も詳しくありません。だから勉強するのです。勉強して、実行して、自分を成長させ、会社を成長させるのです。だからその時だけをやっているのでは何の意味もありません。ISOの審査の先生がくるから、その場しのぎでやっていて、何のプラスになるのですか。今回はたまたま数十個の指摘事項でしたが、次回はまた違う事項を指摘されるでしょう。その場しのぎではいつに経っても100点は取れません。沸騰はしません。1個指摘されたら、その周りも見直してみるのです。改善するのです。1個の問題が解決すればそれで終わりではありません。
 1個の問題のうらには29個のかすり傷 その背後には300件のひやっとした体験が隠されています。その小さな問題こそ見逃さず 徹底的に潰していきます。

 ISOを通して、「 自分自身 」を成長させてください。ISOは目的ではなく、一つの方法です。何のために、取得しているかをもう一度考えなおし、行動をお願いします。そして、それを継続してください。

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