ジットの家族愛

正面玄関の掃除

昨日会社へ来ると、出勤当番の人事係長が正面玄関の掃除をしてくれていました。入り口の天井の照明に中に付いてしまっていた蜘蛛の巣を2時間も掛けて、一生懸命に取除いてくれていました。毎朝、私もこの正面玄関を通っていますが、天井のスポットの中にある蜘蛛の巣には気づきませんでした。まだまだ勉強、気づきが足りません。時間を掛けて、綺麗にしてくれた人事係長に感謝します。ジットでは、毎朝社員全員で、社屋の掃除をしています。掃除は気づきの勉強です。私もまだまだ気づくことができていませんが、毎日同じトイレ掃除をしながらも、昨日とは違う汚れに気づくことがあります。掃除をすることでそうした気づきを得ることができるようになります。早く掃除が終わることが良いことではありません。気づく人は掃除に時間が掛かります。気づくことができないと、早く掃除が終わってしまいます。また、掃除をする場所によっては時間が掛かってしまう所もあります。みんなが協力して、早く掃除が終わったら、周りをフォローし合えるようになってほしいと思います。ジットの社員はみんな家族です。掃除を通してみんなが助け合う気持ちを持てる人になってほしいと思っています。

感動には、2種類あると、私は考えています。1つは、自分がされる、してもらう感動。もう1つは、自分が行動する、自分が見て感じる感動です。私は、社員の皆さんからの日報を見て、日々心の中で画像をつくり感動させてもらっています。
雨の日に、濡れながら作業をしている社員を見て、カッパがないかと総務に問い合わせてくれたことに対して、温かな気持ちになったという報告とフォークリフトに即席でダンボールの屋根を作ってあげていたのを見たこと、また、濡れてしまった社員にタオルを持ってきてくれている姿を見たことに、ジットの家族愛を感じたという報告。社員同士がこうしてお互いを思いやり、助け合う姿を見て、報告してくれることはとても嬉しく思います。

先日は、私の息子の小学校の運動会へベサニを連れて行きました。アメリカでは日本の小学校のような運動会はもうないそうで、楽しんで一生懸命みんなを応援していました。私たち家族や子供たちの親は、自分の子供の事を中心にしか応援しません。しかし、ベサニはチーム全員を応援してくれていました。自分の子供だけを応援する日本の親たちよりも、頑張っている子供たちのチーム全員を応援するベサニの姿勢から、私はまた勉強させてもらいました。
嬉しいことがあったらみんなで喜びを分かち合い、頑張っていることは、みんなで応援する。ジットの家族愛は、みんなを助け合い、支え合うことです。

One Response to “ジットの家族愛”

  1. 辛哲男 Says:

    普段からの気付きが大事だと思います。掃除にしても人との関わりにしても頭で考えてるだけでは行動になりません。心で思って無い事には何も出来ません。
    現状、会社内でも社会的でも自分に関係無いと思う事が多くて何も見てないふり、知らないふりをする、無視する事が多いです。
    自分さえ良ければ良い、自分の部門の事ではないので関係無いと思う人がいます。
    会社で一緒に働く人は同じ家族です。何事も一緒に助け合い、一緒に幸せになる事が一番だと思います。
    自分の家族、上司、部下に対して心で感じた事をそのまま行動に移せばきっと先ず自分が幸せな気持ちになり、また自分からそういう気持ちを相手に伝えればきっと相手も同じく温かい気持ちが自分に伝わって来ると思います。
    常に周りの人との関わりを大事にし、普段から気使い、心使いが出来るように頑張ります。

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