企業と学校
今回、1週間の出張に行かせていただいて、たくさんのことを学んできました。
その中で、急遽でしたがチャンスを頂き大学生を前に10数分間お話する機会をいただきました。そこで感じたのは、学校も会社も同じだということです。いいことは褒める、悪いこと、間違っていることは注意する。上司は先生であり、新入社員は生徒、子供たちです。
私は、大学に通うことには、疑問を持っています。今、私の二人の子供が大学に通っていますが、自分の人生の勉強をする場、今まで知らなかったことを学ぶ、人として正しいこととは何かを学ぶ場とすると、大切だと思いました。大学・学校を、自分の人生、夢を確認する場、自分の進むべき方向を定める場としてほしいです。今、『仁』『義』『礼』を家庭でも学校でも教育していませんので大学生活を通して体験して、できるだけ多くの人と関わってほしいと思います。企業も学校も同じです。仕事を通して社会に貢献すること、心の充実を感じることで成長していくことができるのが企業であり、学校でもあると感じました。ジットは人生教育の場、学校ですので私と幹部社員は先生です。ですから自ら勉強することは当然のこと、自分の背中、行動を見せていきます。
ジットは社員数も増え、たくさんの使命があります。その中で、これからは1つの作業でも二重、三重にチェックをしていくことにします。これは無駄なことではありません。経理でも、製造部でも、品質保証部でも、ひとつの作業を“今日はいいや”とか、“後でいいや”と決められたことをしないでいると、大きなミスにつながります。ミスをした人の責任にしてしまうことは、その人自身、周りにいる人、上司や部下、家族が可哀想です。大きなミスをする前に、みんなでチェックする仕組みを作っていく事が大事です。
ジットには、夢、目標があり、向かっていく方向性が決まっています。みんながひとつの方向に向かって進んでいくために、私の考え、会社の方針と考えが違う人が会社を去って行ってしまうことは、その人自身にも、周りにいる人たちのためにも、それぞれの人生の幸せのためには仕方がないことだと思っています。
回覧している本を読んだ社員からのレポートに、今までの自分自身のことに気づいたとありました。気づいてくれることは嬉しいことです。これからどうすればいいのかに気づいたら、すぐに行動、実行してください。気づいても、何もしなければ、何も変わりません。
不具合品が手元に行ってしまったお客様のサポート対応で、アンケートの中に、またプリンタを買い換えることがあっても、ジットの製品を使用してくれると、コメントをいただきました。とてもありがたいことです。不具合品を届けてしまったにも関わらず、こうしたお言葉をいただけるということは、サポートの電話を通して、私たちの思いをお客様に伝えることができたということです。商品から思いを伝えることはできませんが、顔は見えなくても、相手を思って対応することで、思いは伝わります。誠意を持って対応してくれた社員に感謝します。また、皆が同じ気持ちで対応してくれるようにお願いします。
今日も仕事を通して社会に貢献していることを心において、自分に負けずに笑顔で一日お願いします。